武士的家計簿 Bushi no kakeibo
《失樂園》導演森田芳光新作,界雅人和仲間由紀惠主演,回溯幕府末年到明治時期,描述世代相傳的會計師家族,經歷由盛而衰的變化,克服挑戰,重建家庭內外的榮景。
該片取材自日本暢銷小說,針對在逆境中求生的意義,貫穿古今,例如由奢入儉的生活,從吃大魚到畫魚充飢,甚至用蛤貝的黑、白面當象棋等生活面向,無論電影時代背景的天保大飢荒、幾年前的金融海嘯、今年日本關東大地震,緊扣不同時代危機,卻都可以看出日本人堅忍不拔的個性。
武士的階級制度與俸祿,身份地位竟成為借款負債的關鍵!
代代擔任算用士(會計處理專家),參與加賀藩財政管理的豬山家之第八代˙直之。他與生俱來的數學天分與表現獲得賞識,逐漸嶄露頭角;然而沒有野心的他,堅守本分,一心一意地點撥算盤。同僚甚至調侃他為「算盤呆子」。受天保大飢荒影響,連號稱加賀百萬石的加賀藩也陷入財政困境。此時,耿直的直之揭露了官員們非法交易救濟白米的惡行獲得晉升,光耀門楣的背後直之竟得知豬山家一直掩藏的龐大債務危機,他毅然決然賣掉家產償債,此舉更轟動了當時封閉保守的武士階層!
歷史學家磯田道史,他深入研讀代代擔任加賀藩算用士(會計)的豬山家所遺留之文獻,並在書中生動描寫當時的下級武士生活。本作史無前例地以歷史教育書籍成為日本排行榜暢銷書,眾人期待下故事改編電影化!
武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書)
作者:磯田 道史
加賀藩の下級藩士で御算用者(会計処理の役人)を務めた猪山家に残された、約37年間の入払帳や書簡をもとに猪山直之(加賀藩御算用者として活躍し、家禄を100石から180石に増やす出世を遂げる)、成之(加賀藩御算用者から、明治維新後は海軍主計官となる)父子の家庭の日常生活や武士階層の風習を分析している。磯田は2001年(平成13年)に神田神保町の古書店でこれらの文書を入手したが、その経緯が「はしがき」に記されている。
1842年(天保13年)、借財が大きくなった猪山家(当主・直之、父・信之)が借金整理を決意し、家財を売り払い収入、支払いを記載する入払帳がつけられることとなった。仔細に書き残された収入、支出の項目から武士の暮らし、習俗、とくに武士身分であることによって生じる祝儀交際費などの「身分費用」に関する項目や、江戸末期の藩の統治システムが実証的、具体的に描かれている。
本書の後半では、猪山成之の数奇な足跡もたどっている。代々の家職で事務処理と計算に優れた成之は、平時の会計事務にとどまらず、(その延長で)兵站事務にも才能を発揮し、加賀藩の京都禁蕨闕守衛諸隊の兵站を仕切った。加賀藩が新政府方に入ると、大村益次郎のもとで軍務官会計方にヘッドハンティングされ、新政府軍の財政を支えた。大村が1869年(明治2年)に暗殺された後は、兵部省会計少佑海軍掛を経て大日本帝国海軍の主計官となり、海軍主計大監(大佐相当官)まで昇進して、呉鎮守府会計監督部長を最後に、1893年(明治26年)に予備役となっている。